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日本のお米とタイ米は種類が違う
今から約25年前に起きた米騒動の事をよく覚えているという方は少なくないでしょう。「平成のコメ騒動」と呼ばれた事件で、お米の生育不良が国内で大々的に起きました。
その結果日本は外国からお米の輸入を行なうことになりましたが、そこで白羽の矢が立ったのがタイ米でした。しかし、タイ米は人気がなく、不評でした。
タイ米が不人気だった理由の一つは、日本国内で消費されるお米との品種の差があります。日本のお米はジャポニカ種と呼ばれるお米で、短粒種であり、水気や粘り気が多いことが特長です。
一方タイ米はインディカ種です。このお米は長粒種であり、粘り気は少ない事や独特の臭いがあること、比較的パサパサしていることが特徴です。
実はこのインディカ米は世界の米の生産の8割を占める品種です。とはいえ日本においては短粒種が主流のため、日本食には合いません。
ジャポニカ種とインディカ種に合う料理
ジャポニカ種のお米は炊くと水分が多く含まれるようになります。そのため、柔らかさやつややふんわり感が特徴です。そのため、合う料理としてはおにぎりや寿司があげられます。
噛むほどに甘みが出るため、何かの調味料と一緒に炊き上げるだけでなく、そのままでも美味しくいただけます。世界の米の炊き方の中には、塩や油を入れて炊き上げるものもありますが、日本では基本的に水だけで炊くという点で大きな違いがあります。
一方インディカ種に合う料理は、ピラフやチャーハンのように他の食材と混ぜるタイプの料理と言えます。味付けが濃いものや、煮物やカレーなどと一緒に食べる場合にも向いています。
多少パサパサしている分、付け合わせ食材の水分が補完的に米の味を美味しくすると言えるでしょう。スープご飯などにも向いています。
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