お米の栄養とカロリー

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気になるお米のカロリー

最近は様々なダイエット方法が考案されていますが、特に人気の方法が糖質制限ダイエットです。糖質制限ダイエットは炭水化物などを摂取する量を減らして糖質を控えるというダイエットです。

このダイエットを行う方の中にはお米を出来るだけ消費しないようにする方もいらっしゃいます。また「お米=カロリーが多い」というイメージからお米を敬遠する方も少なくないでしょう。

お米の栄養とカロリー

しかし、お米と一口に言っても、その種類は様々です。また精白方法によって種類が分かれます。代表的なご飯のカロリーをご紹介します(炊いた状態のカロリー)。まず普段一番よく口にする白米ですが、100g中に含まれるカロリーは168kcalです。

もみ殻だけを除いた玄米は165kcalです。雑穀米も玄米同様165kcalあります。一方もち米は高く、359kcalあります。赤飯は189kcalで、麦ご飯の場合は159kcalです。同じお米でもカロリーに差があることが分かります。

「お茶碗1杯分」のカロリー換算量

100gではなくお茶碗1杯分に換算した場合、それぞれのお米のカロリー量がどれくらいか説明します。お茶碗1杯分の量は家庭や個人、使うお椀によって異なりますが、おおよそ150gほどと言われています。

この場合に含まれるカロリーは、白米が252kcal、玄米が248kcal、雑穀米が248kcal、もち米が539kcal、赤飯が284kcal、麦ごはんが239kcalとなります。

お米の栄養

うるち米やもち米は基本的にアミロースやアミロペクチンといったブドウ糖の多糖類からなるデンプン質です。ブドウ糖は脳が機能するために必要なエネルギー源となります。

そのため、お米を食べることは脳にとって非常に重要です。また便秘や高血圧予防に良いとされるギャバという栄養素も含まれています。 しかし、白米よりも玄米や胚芽米の方が栄養面では勝っています。

玄米はお米の粒から外皮(もみ殻)だけを除いたもので、胚芽米はもみ殻とぬか層を除いたものです。白米よりも多く部位を含む分栄養が多めです。

玄米は消化が良くないというデメリットがあるものの、ビタミンB群やE、カルシウムや鉄などのミネラルを含み、アンチエイジングや疲労回復に良いとされています。

また食物繊維を含むため、便秘予防にも役立ちます。玄米と白米の中間的存在の胚芽米は、ビタミンEが豊富で、消化も玄米より良いです。