目次
カレーを美味しくするテクニック
今や日本の国民食とも言えるカレーは、多種多様なスパイスを使ったルーと、白米との組み合わせで絶品になります。カレーは簡単に作る事ができるため、独身にも子どもにも人気がある料理の一つでしょう。
しかし、簡単に出来るとはいえ、あまりにいい加減に作ってしまっては味が損なわれてしまいます。玉ねぎを初め、野菜の取り扱い方や火加減などには十分注意する必要があります。
またお米の炊き方にも気を配る事でカレーはさらに美味しくなります。
カレーに合うおいしいお米の炊き方をご紹介します。炊飯器の釜で洗うことを想定した場合、まず釜に大量の水を入れて軽くお米を洗います。
そして、すぐに水を捨てます。その後2,3回弱めにこするように洗います。ここで注意点ですが、洗っている最中でも米は水分を吸収してしまいます。そのため、素早く洗うことが大事です。水道水ではなく浄化水を使うのも良いでしょう。
次に水かさですが、通常はお米と同量ほどの水を遣います。しかし、カレー用には10%減にします。イメージとしてはお米1に対して水が0.9です。浸す時間は約30分程度にします。
通常は30分~1時間ほどですが(夏場は30分ほど。冬場は1時間以上)、カレーの場合は短くします。これは甘みや水気を少なくするためです。
炊飯器で調理した後は、一度ジャーのふたを開けたまま数分放置します。これによって蒸気が出て余計な水分をより排除できるようになります。
カレーに合うお米は?
カレーに合うお米をいくつかご紹介します。5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんによると、オススメの品種は山形県産のはえぬきと、有名ブランドのあきたこまち、またつや姫という品種です。
はえぬきは弾力が良く歯ごたえもあるためカレールーに合います。またカレーの濃い味と対照的に淡泊な味のため、カレーの味を引き出してくれます。
あきたこまちはさっぱりしたお米で粘り気も少ないためカレーに合います。つや姫はコクがありカレーの美味しさが際立ちます。
インディカ種(タイ米)は合う?
ジャポニカ種だけでなくインディカ種もカレーに合います。インディカ種は長粒種で水分もあまりありません。そのパサパサとした食感はカレーのとろっとした食感ととても合います。
ジャポニカ種だけでなくインディカ種も積極的に使ってみてください。しかし、長粒種を炊く場合は水分を米の1.3倍くらいにすると良いでしょう。また浸水時間も少しだけ長くします。