雑穀米でもっと健康・美容を極められる?

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雑穀米とは

普段私たちが口にするお米としては白米が一番多いでしょう。白米は玄米を精米して糠層や胚芽を取り除いたものです。白米は消化によく味わいも良いのが特徴です。

しかし、精米度が高いため、玄米や胚芽米ほど栄養素は高くありません。そのため、最近では玄米や胚芽米なども人気になっています。さらに近年の健康ブームの背景から、雑穀米も人気です。

雑穀米でもっと健康・美容を極められる?

雑穀米とは、名前の通り様々な雑穀を白米と混ぜているものです。ハトムギ、オオムギ、黒豆、赤豆、きび、ひえ、粟などです。日本人はもともと雑穀米を良く食べていました。

戦争中は7分搗きほどに精米したお米に雑穀を混ぜていました。お米の消費量が年々減少していると言われていますが、雑穀米はその健康効果や美容効果から積極的に摂取したい米穀です。

雑穀米の健康効果

雑穀米にどのような健康・美容効果が期待できるかを説明します。

まず、きびには皮膚や粘膜の健康維持を助け糖質代謝にも関係するビタミンB1、アミノ酸の代謝を助けたり免疫機能の働きを維持するビタミンB6が含まれる他、新陳代謝やビタミンA代謝などをサポートする亜鉛、循環系や消化器系、神経系の働きを助けるナイアシン等も含まれています。

さらに抗酸化性のあるポリフェノールもあります。粟にはポリフェノール、パントテン酸があります。パントテン酸の含有量は雑穀の中で一番です。

ひえには善玉コレステロールを高めるたんぱく質が含有されます。ハトムギは古来より漢方薬として使われ、新陳代謝を促進したり利尿作用を持つとされています。

黒米はポリフェノールを持ち、赤枚もポリフェノールを含みます。緑米にはデトックス効果や消臭・殺菌効果があるとされています。

雑穀米の美容効果

雑穀米に含まれる栄養素には美容効果も期待できます。ビタミンB1はストレス緩和の効果があるとされています。ストレスは体全体の不調と関係があるため、ストレスから来る肌荒れの防止に間接的に役立つと考えられます。

またビタミンB6は皮膚炎を緩和する効果が期待できるため、肌荒れ対策になります。ポリフェノールの抗酸化作用は、老化と関係がある活性酸素に対抗してくれる栄養素のため、アンチエイジング効果が望めます。

またハトムギは肌を保湿すると言われています。このように雑穀米には健康効果や美容効果が多く期待できるため、積極的に食生活に取り入れるようにしましょう